ジョンでーす!
船橋市民の皆さまが大好きなアンデルセン公園に来ています!
アンデルセン公園と言えば風車!
この時期はふっさふさと繁るパンパスグラスと風車が映える時期でして…
ってあれ?!羽根どこ???
…という小芝居はさておいて、実は今、アンデルセン公園の風車改修中なんです。
今回は、改修工事の様子が公開されるということで取材に参りました!
と、いうわけでジョンメモー。
まずは皆さま意外と知らなそうな「アンデルセン公園の風車建設の経緯」について解説しましょう!
この風車が建造されたのは今から30年前の平成8年。
船橋市とデンマーク・オーデンセ市との友好の絆を象徴したものとして、アンデルセン公園のシンボルとして建設されたとのことです。
オーデンセ市の「フェン野外博物館」に現存する1800年代に建設された風車を、博物館の全面協力のもとデンマークの職人さんがやってきて建設されました。
へー。そうだったんだ。
そうして、デンマークからはるばる船橋へ移設された風車は、晴れの日も雨の日も風の日も雪の日も、くる日もくる日もくるくる稼働して船橋市民に愛されてきたわけですが、風車の羽根の付け根あたりですかね、その辺が経年劣化してきてしまい、修理が必要となりました。
そこで修理のためデンマークからやってきたのがこのお二方です。
風車職人のミケール・ジョン・イェンセンさん(右)とピョートル・トマス・ヴォィナロヴィッチさん(左)です。
ここいらで記者さんたちが、職人さんを囲んで質問タイム。
なんでもデンマークでは現在、風車職人の数が少なく、現地でも修理しきれない風車があちこちに点在しているとか。
日本も伝統技術の継承者不足が話題にのぼりますが、どこも一緒なんですね。
ちなみにミケールさんは、30年前もお父上と一緒にアンデルセン公園の風車建設に携わっていたそうで、思い入れもひとしおだったとか。
船橋の人に愛されてとても嬉しいです、ということを仰られていました。
いえいえこちらこそ!素敵な風車をありがとうございます!
質問タイムのあとは最後2枚残った風車の羽根を外す作業。
外すのにもコツがあるのだそうです。
これが外した羽根。
思ったよりおっきい。そして飛行機の翼みたいです。
これも色々と計算された形になってるんだろうなー。
…と、まあ、そんな経緯がありまして、今、アンデルセン公園の風車はつるんとしてますよ、というお話です。
来年春には改修工事が終わり、風車が回り出すとのことですのでご安心ください。
むしろ、30年に一度のレアな姿になっているので、皆さまぜひアンデルセン公園に行って見てください!